Huawei Mate10 Pro(BLA-L29) No.4 DSDVの設定,デメリット(FOMA使用不可)

Huawei Mate10 Pro(BLA-L29)ではDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)からDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)対応となりグレードアップとなりました。
DSDVになったことで、両方のSIMとも「2G/3G/4G」として利用可能になりました。

 

auのVoLTEには非対応

現時点では、残念ながらauのVoLTEには対応していません。ソフトバンクのVoLTEにのみ対応しているようです。
将来対応されるかも不明です。
もし対応された場合は、
DSDS機ではdocomo系で通信(2G/3G/4G)、auのVoLTEで通話(2G/3G)だったので利用出来ませんでしたが、これが改善されて、
DSDV機ではdocomo系で通信(2G/3G/4G)、auのVoLTEで通話(2G/3G/4G)で利用出来るようになります。

 

FOMAが利用出来なくなったことがデメリット

デュアルSIM設定画面で、謎な設定項目があります。
「デュアルSIM 4G」これをオフにすれば、「2G/3G/4G」と「2G/3G」の設定が可能になりDSDS機と同じ挙動になるのかと思いましたが、オンにしてもオフにしても両方とも「2G/3G/4G」でFOMAは利用出来ない状態でした。
オンとオフの違いは、モバイルネットワーク画面で、SIM2(デフォルトのデータ通信と逆側)に優先ネットワークの表示がされるかされないかの違いだけでした。
優先ネットワークモードの設定は「4G/3G/2G(自動)」「3G/2G(自動)」「3Gのみ」がありますが、「3Gのみ」を選択しても、FOMAは利用出来ません。
この設定は、SIMスロットは「2G/3G/4G」になっていても、通信は3G固定で行わすための設定なので、当然意味のない設定です。

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通話設定

ほとんどの人は音声は片方でしか利用出来ない契約だと思いますので、
デフォルトの通話用SIMは、未設定から、該当のSIM1枚に設定しておくと発信間違えを防げます。
該当のSIM1枚の設定にしておけば、通話ボタンを1つだけにすることが出来ます。

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新たに追加された機能

通話中のインターネット接続

DSDS機では片方で通話中は、反対側のSIMの通信が停止していましたが、
この設定をONにしておくと、通話中でも同じSIMの方で通信を一時的に行うことが可能となりました。
両方のSIMで通信可能な契約にしている人は少ないとは思いますが。

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モバイルネットワークの設定画面に詳細が追加されました。

LTE高速モードが追加されました。
「Cat 16/Cat 18、モバイルデータ通信が必要」と記載されています。
現時点で恩恵があるかどうかは不明。

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実際の設定方法は、動画に纏めています。そちらをみてもらった方が分かりやすいと思います。

 

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