ZB551KL-WH16 No.19 ZenFone Go 出費0円でGPSの受信精度を劇的に改善させる

私のZenFone Go ZB551KL-WH16 SIMフリーは、アプリ(GPS Status & Toolbox)で計測しても計測完了までに時間がかかっていましたが、
価格.comの書き込みでアルミ箔で改善できるかもしれないことが分かり試してみました。

価格.com - 『gpsについて教えてください』 ASUS ZenFone Go SIMフリー のクチコミ掲示板

 

用意するもの

・キッチンにあるアルミホイール。少々なので0円換算。
・アルミ箔をカットするためにハサミ(どこの家庭でもすでにあるでしょう)
・両面テープ。なければセロハンテープ。少々なので0円換算。

 

アルミ箔のカット

長さは以下のサイトを参考にさせて頂きました。

Zenfone2 Laser (ZE500KL) でGPSの受信ができない件 ・さらに - ももえじんばぶえ

キッチンで使っているアルミ箔を2つ折りにして、長さ63mm,幅2mmにカット。
長い方を47mmにして長い方は内側が短くなるような角度で45度にカット。

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私はアルミ箔を両面テープで本体側に貼りつけましたが、両面テープの厚さを防ぐために、裏ぶた側に貼る方がよいのかもしれません。
もしくは、見えないところなので、本体側にソロはんテープで貼りつけるか。

 

結果

アルミの効果かどうかわかりませんが、
アプリ(GPS Status & Toolbox)を起動して5秒もしないうちに「GPSロケーションを検索中」が消えるようになりました。
何度か測定し直しましたが、いずれもすぐに消えるようになりました。
誤差も5m!

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ダメもとで試してみてはどうでしょうか。

 

2016/05/27追記:銅とアルミの違いを調べてみました。

計測は以下の順で、同じ場所、ほぼ同じ時刻なので、アンテナの有無以外は計測条件は同じ。
現状のアルミ→何もなし→銅→銅2本

 

計測の都度、事前にマルチタスクボタンからアプリ(GPS Status & Toolbox)を終了。
計測はアプリを起動して30秒後にスクリーンショット

 

結果、何もなしの時は、30秒では、「GPSロケーションを検索中」の表示が相変わらず消えず。
アルミと銅の顕著な違いは見えず。
銅2本の方が効果は低い。

 

アルミと銅で効果に違いは見えないので、銅が手元にない場合はアルミで十分のようです。
少なくとも何もなしよりは改善されました。

 

画像は左から、アルミ、何もなし、銅、銅2本です。

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長さは以下のような感じです。

銅2本は以下のような場所に貼ってみました。

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私の端末で通常使用では問題なく、アルミや銅で劇的に改善されましたので、修理には出さずに使おうと思います。
GPSの性能が悪くて困っている方の参考になればと思います。
銅は以下の製品を使いました。

 

アルミと銅でそれほど違いはありませんでしたが、せっかく銅を買いましたので、最終的には以下のように61mmで、端は斜めにカットしないまま。
衛星15個は、今までで一番多い数字だと思います。計測時間は今まで同様30秒。

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補足

GPS信号のL1帯(1575.42MHz)とL2帯(1227.60MHz)のアンテナ長は公式で求まるらしいのですが、

電波の波長とアンテナ長の計算

L1帯の場合は約47.57mm、L2帯の場合は61.05mmのようです。
47mmで折り返しているのは、L1帯も拾うことを狙った目的ではないかと推測。
斜め45度のカットはおそらく意味なし。

 

2016/06/22追記:アンテナの剥離紙の状態が分かりにくいという意見がありましたので、画像を追加。

短辺側の剥離紙を剥がして、そこにセロハンテープを貼り、周りをハサミでカット。ベタベタするのを避けるため。

短辺側の反対側に文房具店などに売っている市販の両面テープを貼り、周りをハサミでカット。

最終的には3枚目の画像のような感じで片面にのみ剥離紙がくるようになります。

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2016/06/14追加:銅箔をベタ張りしてさらに改善

余っている銅板をベタ張りしてみました。
SIMとmicroSDカードの部分には、簡易的な絶縁目的で銅箔の上からセロハンテープを貼っています。
銅箔の厚さでも、裏ぶたは違和感なく閉まっています。

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以下の2つのアプリで、ベタ張りする前と後でGPSの精度を計測してみました。
今日は天候が悪いですが、比較としては問題ないと思います。


GPS Status

GPS Status - Google Play の Android アプリ

 

NMEA Monitor for windows

NMEA monitor for windows,WiFFF2ns1,NMEA2KMZ,NMEA Generator,MtkDLut,Geoid correction

 

まずはアンテナのみの場合。

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ベタ張り後に計測。

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結果は、アンテナだけよりも効果があるようです。
これだけ貼れば、アンテナの有無は関係ないかもしれませんがw

 

NMEAロギングの結果は、バラバラだったのもの、一直線上に集約されました。
アンテナの時よりも、バラつきは少ないと言えると思います。

 

そして、なんと言っても強度が変わりました!
歴然とした差ですね。