DMR-BXT3000 No.12 通常録画容量変更は32カ所の書換が必要

今まで通常録画容量の変更で成功したという書き込みは見たことがありませんでした。
失敗したという書き込みのみでした。
その原因がようやく分かりました。
本機の管理情報の中には、チャンネル録画の開始位置が書き込まれている箇所が8か所ありました。

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チャンネル録画容量が書き込まれている
「40244,41244,42244,43244,2040244,2041244,2042244,2043244」
の「1A84EE32」が書き込まれている隣の位置にある、
「40240,41240,42240,43240,2040240,2041240,2042240,2043240」
に「2A254607」という値が書きこまれていますが、これがチャンネル録画の開始位置となります。
となり同士に並んでいますので、変更時には8バイトをセットで考えて、一度に変更してしまっても良いと思います。

 

通常録画容量を変更した場合は、このチャンネル録画の開始位置を増えた分だけ増やす必要があります。
実際の値は、換装値自動算出のエクセルで自動算出できるようにしていますので、そちらを利用して下さい。
また、そのエクセルの下に領域管理方法を図式化したエクセルも用意しています。

DMR-BXT3000 No.9 HDD換装時の管理領域変更値を自動算出する - ukkiのブログ

 

もう1つ注意しなければならないことがあります。
AFTでの1セクタは4096バイトなので、2048バイトで割り切れる値ではなく、4096バイトで割り切れる値にしておく必要があります。
初期の250Gの値も4096で割り切れる250,000,003,072という値になっていることからも納得です。

 

これらの情報は、価格.comの縁側でmahmaidoさんの協力の元、判明しました。

縁側-DMR-BXT3000の換装について熱く語るの掲示板

 

現在、りふれっくすくすさんが、RAIDにした9Tで全容量の限界値と通常録画容量の変更の2つの内容を以下の値で検証中です。
全容量:8,796,093,018,112(4096で割り切れる限界値)
通常録画容量:500,000,002,048(4096で割り切れる500G)

 

りふれっくすくすさん、mahmaidoさんのお二人の協力に感謝します。
検証が終わりましたら、追加報告をさせてもらいます。

 

これで、本機は完全攻略出来たのではないかと思います。

 

通常録画容量も変更出来ることになれば、DMR-BXT3000がさらに進化することになります。

 

利用するHDDは、安全にAVコマンド対応のものがよいでしょう。

 

パナソニックが換装用に選定したAV-GPシリーズ
容量のラインナップが少ないのが残念

 

交換実績の多い赤シリーズ(もちろんAVコマンド対応)
容量のラインナップも多い。
早く8Tを出してくれー

 

24時間365日の信頼性を実現する設計の紫シリーズ(AVコマンド互換のSilkStreamを搭載)
容量によっては赤よりも価格が安く、個人的には、こちらのHDDを利用してみたい
ラインナップが赤同様に多いが、5Tが高いのは残念

 

本機を少し改造(左側面のスリットの部分などに穴を開ける)して、外付けのRAID0やJBOD(コンバイン)で限界値の8796Gに挑戦するのもおもしろいでしょう。
無難に2台のHDDで組むなら動作検証も行われた、CRTS35EU3RS6G
5Tにも対応しているので限界値の8796GもOK

 

故障にそなえてRAID5,6,10を考慮するなら、LHR-4BRHEFU3
お金に余裕があれば5T*4でRAID6,10で組んでみたいですね。RAID6,10での運用と復旧については未検証です。