RN10400-100AJS No.11 FW6.2.0でボリュームに対するスケジュールの機能が実装

2014/12/20:追記 サポートより連絡を頂きました。(12/14)

ディスクテスト:ディスクの診断を行う。それ以上の情報はなし
Bit Rot保護:データ書き込み時にスクラブも同時に行う

バランス:ファイルシステム(BTRFS)のバランスが使えますということだそうです。

https://btrfs.wiki.kernel.org/index.php/FAQ#What_does_.22balance.22_do.3F
データを別の未使用領域へ移動させて、ディスクの使用箇所が同じところばかり使われないように、バランスよく使うということなのかなと理解しました。

 

不具合と要望に関しては、前回のエントリーの通りですが、便利な機能が実装されていました。

ボリュームに対してのスケジュール

>15.Schedule volume maintenance tasks such as Scrub, Defragment, Balance, and Disk Test

ボリュームに対してのスケジュールが組めるようになりました。
アクションとしては「スクラブ、デフラグ、バランス、ディスクテスト」が指定可能。
パターンとしては「毎日、毎週、毎月、毎年」
さらにパターン別に細かく設定可能(例:毎週の場合は、日曜日と水曜日など)

f:id:ukki0309:20141126222831j:plain

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大容量になると、しばらくアクセスしないデータも出てきます。
いざ、アクセスしようとした時にその領域だけが読み込みが出来なくなっていたなどということがないように、定期的なスクラブなどが出来るようになります。(今までは手動しかありませんでした)
以前から、スクラブのスケジュールが組めたら便利になるのにと思っていましたが、痒いところにも手が届くようになりました。

推測ですが、スクラブとディスクテストの違いは、スクラブは実際に保存されているデータに対してのみチェック、ディスクテストはデータの有無に関係なく、ボリュームの全領域に関してチェックかなと思っています。
バランスは不明。

 

スナップショットとBit Rot保護

>17.New default settings based on ReadyNAS model Users will see the new default settings after a factory default or on units that shipped with 6.2.0. All settings can be changed by the user.

地味な修正ですが、共有を作成する時に、毎回スナップショットをオフにしていたのですが、デフォルトでオフになったようです。共有作成は頻繁ではありませんが、スナップショットは必要な時だけオンにする方が楽なのに、何故だろう?と思っていましたが、通常よく設定する内容がデフォルトになって使いやすくなったと思います。

Bit Rot保護(コピーオンライト)という機能があるのですが、既存の共有はオンで、新規作成はデフォルトでオフになっていました。スクラブのような機能でしょうか?またどのタイミングで機能するのかもわかりませんでした。

 

マニュアルを更新して欲しいところです。