MS-DOSでブート可能なCDを作成

年に1度くらいは、MS-DOS上で動くファームウェアの更新などで、MS-DOSでのブートが必要になることがあります。

昔はフロッピードライブが当たり前だったのですが、ドライブ自体の生産も終了し、USBかCDに頼ることになります。
今回はCDでのブート可能なディスクの作成方法を忘備録として記載しておきます。

使用したものは、
ImDisk Virtual Disk Driver(仮想フロッピードライブ作成)
fdtoiso(イメージファイル変換)
ImgBurn(イメージファイルライティング)
です。

仮想フロッピードライブの作成

http://www.ltr-data.se/opencode.html/#ImDisk

Download ImDisk install package, current stable version 1.8.4 built 10 July 2014
をクリックしてimdiskinst.exeをダウンロード後、インストール

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コントロールパネルに追加されるので起動。

 

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Mount new...をクリック

 

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image fileは実際にフロッピードライブのイメージファイルとして保存されるファイルとなります。

 

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フロッピードライブをMS-DOS用としてフォーマットします。

必要なファイル(ファームウェア用のファイル等)をAドライブにコピー
Aドライブをアンマウントするために、ImDiskのウインドウからマウントしたファイルを右クリックしてRemove

 

CDに焼くためにisoファイルへ変換

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/3686/fdtoiso.html
から
fdtoiso.lzh
をダウンロードして解凍
ISOイメージ作成.cmd
のショートカットをデスクトップに作成
※fdtoiso_gui.lzhというGUIツールもあるのですが、Windows 8.1 64bit環境ではなぜかファイルをドラッグしても反映されませんでした。

 

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ImDisk Virtual Disk Driverで作成したファイルをショートカットへドラッグ

 

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isoファイルが完成

出来上がったisoファイルをライティングソフト(ImgBurn等)で書き込み
書き込んだCDの中身が以下のようになっていれば、成功。

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これでMS-DOSでブート可能なCDが完成です。