RN10400-100AJS No.6 RAID5とチーミング

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2014/5/17 (土) 18:52:40 ~ 2014/5/19 (月) 7:41:42
4Tを4台でRAID5構築するのにかかる時間は37h(約一日半)ですね。

ログ内のスナップショットは、工場出荷状態からスタートしたので、デフォルトでいくつかの共有が作成され、すべてに1日ごとにスナップショットを取るように設定されています。
そのため、最初のスナップショットが取られてしまったのと、私は不要なので削除して、スナップショットを取らないように設定しました。
共有フォルダも削除してもよいかもしれませんね。普通は自分で必要なものを作成しますし。

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それと安全のためだとは思いますが、ボリュームの破棄は無効化されているようですね。
自分で構築したい場合は、X-RAIDをオフにしてFlex-RAIDにすれば破棄して再構築することも可能で、好きなRAIDを選んで構築可能です。例えばRAID1を2ボリュームとか(以前私が設定した内容)
ボリュームの作成は画面中央のHDDの絵で構築したいものを選択後、右側の新しいボリュームを選択します。自分で構築した場合は、デフォルトで作成されてしまうゴミの共有(音楽,文書,動画,等)は出来ません。

構築後の状態でも3.01MBのデータが作成されています。本機管理用のデーが少しあるのでしょうね。
それと本来ならRAID5なので(n-1)*HDD容量で12T使えるはずなのですが、LINUXのシステム領域があるためその分は少なくなります。
RAID1の2ボリューム時よりは、当然使用可能量は確保出来ました。

 

チーミングにも対応しているようなのでチーミング時のアクセス速度を計測してみました。

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使用するサービスは以下の状態で計測

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チーミングなし時↓

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Transmit Load Balancing↓

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Adaptive Load Balancing↓

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Round-Robinは不安定(両方のLAN線を接続すると使用出来ない等)で使えず

 

負荷が1台からのアクセスなので、計測の差は誤差範囲のようです。
2台以上同時にアクセスがあると、何らかの効果があるのかもしれません。
微妙な差ですが、Transmit Load Balancingが値がよいので、これで使ってみます。
チーミングを使うデメリットとしてはポートをふさぐことくらいだと思いますので、使わない手はないでしょう。

 

期待はずれだったのは、Active Backupの時でも、どちらかのポートが生きていたら(LAN線を抜いて確認)確かに使えるのですが、
どちらかのポートが無効になった場合にログ出力もされませんし、ログが出ていないのでエラーとしてメールも飛びません。
障害対策としては今ひとつだと思います。


RAID5はRAID1のリードよりは若干スピードが上がりましたが、ライト時はパリティ作成の負荷が大きいためRAID1より遅い結果になりました。
本機はデータ転送するだけでCPU負荷が100%になるので、CPUスペックがかなり低いようです。