RN10400-100AJS No.3 バックアップ機能

バックアップの機能が標準で利用できるようになっています。

バックアップ元と先には、NAS以外にリモートや外部ストレージも利用出来ます。

自由度が高いため、PCのデータをNASの外付けにバックアップなどという使い方も出来ます。

外部ストレージは共有にしてから利用した方が使いやすいです。(理由は後述)

 

まずはバックアップジョブの追加でバッアップ元とバックアップ先を指定します。

ここで作成したジョブは、スケジュールで自動実行したり、バックアップボタンに割り当てたりすることで手動で簡単にバックアップを取ることも出来ます。

バックアップジョブはこの管理画面から手動で実行という使い方も可能です。

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 USB接続でつないだ機器は外部ストレージとして自動的に認識されます。

NTFSでフォーマット済みの500GのHDDを前面USBに接続した場合は以下のようになっています。

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バックアップ元やバックアップ先にはリモートを指定できます。

タイムスタンプをチェックしてタイムスタンプが新しいものだけを追加することが出来ます。

ホスト名にはコンピュータ名、パスにはコンピュータの共有名を指定します。

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バックアップ元やバックアップ先には外部ストレージを指定できますが、ルートフォルダになってしまいますので、タイプにusbは使用しないで、shareを指定してバックアップをとった方が使いやすいと思います。shareならフォルダを作成してそのフォルダを指定してのバックアップが出来ます。

オプションに、「バックアップ前にバックアップ先を削除してからバックアップを開始」というものもありますので、タイプにusbを指定してのルートフォルダに直接バックアップという使い方はお勧め出来ません。

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タイプにshareを指定した場合は、共有内にフォルダを作成して、パスにそのフォルダを指定することが可能になります。(タイプがusbの場合はパスの指定が出来ない・・・・・)

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バックアップのスケジュールは時間と曜日の組み合わせのみです。週に一度なら指定可能ですが、月に一度というスケジュールは組めません。自由度はそれほど高くないですが、時々バックアップという使い方ならバックアップボタンに割り当てて手動バックアップが現実的と思われます。

その場合は外付けのHDDと本体は延長USBで接続して、延長ケーブルとHDDをとり外すようにすれば本体USBのコネクタに負荷がかからず、USB口の故障頻度も下げれると思います。バックアップの時のみHDDを取り付ける(終了後取り外す)という運用も可能になると思います。

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 バックアップのオプションは充実しているようです。

フルバックの頻度やバックアップ完了時のメールも可能です。

メールの転送機能(本機の機能ではなくプロバイダが用意している機能)などを使ってバックアップが終わってメール通知があったら、携帯に転送するようしておけば、お出かけ前にバックアップボタンでバックアップを開始、出かけ先で完了時にメール受信なんてことも可能になります。

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私はバックアップは使わないとは思いますが・・・・

 バックアップを取れるほどの容量があるHDDを買う余裕がない・・・・

RAID1で運用してHDDが1台壊れた場合、もしくは本機が壊れた場合に備えるだけです。RAID1を2セット作って運用しています。(本機は複数ボリューム作成可能)

RAID1ならHDDを1台単位でLinux(KNOPPIX)でデータを参照可能なところまで検証済みです。

本機が故障した場合は、RAID1以外では自力復旧は少し難しい(Linuxで同じRAID構成の設定をすれば理屈では可能ですが敷居が高い)と思います。

 

余裕がある人はデータのバックアップは取るようにした方がよいです。

RAIDとバックアップは全く異なります。

RAID(RAID0は除く)はHDDが1台故障しても、

  • データが損失しない
  • HDDを交換して元のデータを壊さずにRAIDを再構築することが可能
  • システムを止めずに使い続けることが出来る(出来る限り早急にRAIDを再構築するのが望ましいですが)

というような冗長性を持たせるためのものです。間違ってファイルを削除したら通常は元に戻せません。

バックアップは別の媒体(別のHDD等)にデータを取ることで、オリジナルが壊れたり間違って削除した場合でもバックアップ時点でのデータから復元することが出来ます。

重要なデータはRAID(RAID0以外)で運用し、定期的にバックアップを取るのが望ましいです。

 

次回はクラウド機能の予定・・・・・