RN10400-100AJS No.13 RAID5とRAID6の違いを計測

バックアップ用の2号機を使用してRAID5とRAID6で比較してみました。

計測環境

OS:Windows 8.1 Pro 64bit

マザー:FM2A75M-DGS

CPU:A10-5800K

メモリ:16G

HUB:GS116-200

チーミング設定なしのLAN1本

実測計測は、シーケンシャルライトに近いかたちで、ビデオカメラの動画ファイルで検証しました。

RAID5構築時間

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3/5(木)0:22:44~3/6(金)23:06:28

4Tを4台でRAID5を構築するのにかかる時間は46時間44分(約2日)ですね。

以前計測した時は、43.5Hだったの何故か時間がかかっていますね。

1号機は37Hでしたが、誤差としてはかなり大きいです。原因は不明。1号機に比べて1.2倍。誤差と言えなくもないですが・・・・・

RAID5ベンチ

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RAID5ライト実測

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55MB/s前後

RAID6構築時間

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3/1(日)21:57:42~3/4(水)20:36:42

4Tを4台でRAID6を構築するのにかかる時間は70時間39分(約3日)ですね。

RAID6ベンチ

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RAID6ライト実測

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 35MB/s前後

総評

今回のCrystalDiskMarkのシーケンシャルリードはReadが100MB/sを超えて、以前は90MB/sを超えていませんでしたが、実測では以前も今回も95M/sでしたので、CrystalDiskMarkのバージョンの差などで計測結果に違いが出ただけだと思います。

以前使っていたHUBに戻しても計測結果は誤差範囲でした。

RAID6のライトはRAID5に比べてパリティを余分に作成するために負荷がかかりすぎて、かなり遅いですね。

バックアップのNASにRAID6は厳しいかもしれませんが、データ保管用にはRAID6の選択もありだと思います。

環境がギガLANなので物理的なMAXが125MB/s。HDD自体の性能は余裕でギガオーバーですが、NASではHDのリード性能をフルに出し切れないのが残念です。

家庭用では10ギガLANが一般的になる日はくるのだろうか・・・・・

補足

ほとんどの方は御存知だとは思いますが、購入直後、すぐにRAID6を構築する方法を記載しておきます。

4台では、初期状態ではX-RAID(RAID5)で自動構築が始まってしまうため、すぐに管理画面でFlex-Raidに変更します。

X-RAIDをクリック→Flex-Raidに変更

歯車をクリック→破棄→DESTROY入力

ディスクを4台選択→新しいボリューム→名前入力(ボリューム名)→保護レベルを選択(デフォルトでRAID6になっている)→作成ボタン