プラモデル No.1 ニッパーの比較 アルティメットニッパー SPN-120

突然プラモを作ってみたいと思い、作ってみることにしました。(なぜ思ったのかは不明)
作ると言っても、不器用なのと時間的制約などで、切ってはめるだけの、パチ組みというやつですね。
色を塗らないわけなので、ランナーからの切り離し跡は少しでも綺麗にしておきたいところです。
最初に
HGUC 1/144 MSM-07S シャア・アズナブル専用 ズゴック
を作って、現在は
HGUC 1/144 MS-06S シャア・アズナブル専用ザクII
を作成中です。
1台600円程度で買えて、とっかかりには最適だと思います。

まずは、部品を取り外すニッパーがないと何もできないので、ニッパーを買うことにします。
すでに2本(100均、MN-A05)は持っていましたが、MN-A05は主に銅線類なので、プラモには向きそうにもありませんでした。刃が厚いので、ランナーと部品の間に刃が入りにくいです。
MSM-07SはMN-A05で作りました。

そこでプラモ用のニッパーの手ごろなものを探すことにします。
ネットで見るとタミヤとゴッドハンドのものがよさそうな感じです。
値段は2000円超えてる!
プラモが600円で買えるのに、ニッパーに2000円オーバーだと?
値段の高さに衝撃でした。
何が違うんだろうと、興味半分でタミヤとゴッドハンドのものを買ってみました。どうせ騙される結果になるだろうと思っての購入でした。
ゴッドハンドのものは、GN-125とSPN-120がセットでも比較的安かった(3980)ので、セットの方を買いました。もう金銭感覚が完全に麻痺してます。

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左上から順に
100均ニッパー
ケイバ(KEIBA) マイクロニッパー MN-A05
タミヤ クラフトツール 薄刃ニッパー(ゲートカット用) 74035
ゴッドハンド 普通のニッパー GN-125
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 SPN-120

 

100均

ランナーからの切り離しには使えるだろうと思ってましたが、使えませんw

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切るのではなく、つぶして千切るという感じです。かなりの力が必要でまったく使い物になりません。
完全にゴミです。さっそく我が家の粗大ゴミ置き場に放り込みます。

 

ケイバ(KEIBA) マイクロニッパー MN-A05

メーカの説明にも「更に最近では樹脂成形後のゲート切断や趣味のプラモデル製作用にとその用途を広げております。」と書かれてありますので、十分使えます。
ただし、薄刃ではないので、他の薄刃に比べてしまうと使いにくいです。
そもそも銅線切断用に買ったものなので、他のニッパーを買ったこともあり、プラモでの出番は今後ないです。

 

タミヤ クラフトツール 薄刃ニッパー(ゲートカット用) 74035

2060円で買いましたが、もともとMN-A05でそこそこ使えるもので1台目を作ったので、それほど大差は感じません。ただ薄刃なので、狭いところにも刃が入るので、使いやすさがアップですね。
ニッパーを1本だけ持つなら、これ1本にするという選択肢もありだと思います。

 

ゴッドハンド 普通のニッパー GN-125

セット品で買いましたが、単品だと800円ですね。
名前の「普通のニッパー」って何よ?って感じですが。
タミヤのニッパーよりは切れ味が落ちますが(切ったときにパチンと音がします)、タミヤの薄刃よりも全体的に薄いのでニッパーからの切り離し専用で使うのに向いているようです。

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左が普通のニッパーで右がタミヤです。

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収納に便利な構造(閉じた状態で固定できる)になっているのも良いです。

 

ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 SPN-120

単品だと定価3780円です。
ニッパーの価格に、この値段(プラモの価格から比較してあきらかにおかしいです)、騙されるつもりで買ってみました。
最初の画像にあるように専用ケースがついているのはいいですね。
ニッパーのしまい方には困らないと思います。

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説明書からしておかしい!A4用紙1枚(裏表印刷)に図入りで、使い方や注意事項が書いています。
ニッパーに説明書だと!利用者をバカにしているのか?使い方、誰でも知ってるでしょ!
包丁で豆腐を切る感覚だと?お前は何を言っているんだ!と説教したいと思いました。

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左がタミヤ、右がゴッドハンドのものです。
相当薄いですね。説明書に薄いので取り扱い注意の旨など、いろいろ記載されています。

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握りが強すぎで歯が欠けないように、握り過ぎたらストップするようにもなっています。

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ニッパー開きすぎ防止になっています。

 

取りあえず冷静になって、まずはランナーから部品取り外してみます。
・・・・・・・・・・
なんぞ、これはー
次元が違う。あまりにも違い過ぎる・・・・・
スパッと切れます。

ナイフを使わないで、いきなり部品ぎりぎりのところにニッパを当てて切断してみます。

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左がタミヤ、右がゴッドハンドです。
画像では分かりにくいですが、ゴッドハンドの方は、輪郭以外のところで白いところが残っていません。
直線部分に関しては、ニッパーのみで処理できそうです。


【結論】
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 SPN-120には結局騙されたことになりました。
騙されるつもりで買ったにもかかわらず、それを騙されて想像以上の切れ味でした。
バカにしてた自分が悪かったです。すみません。としかいいようがありません。

弱点は歯のもろさですので、普通のニッパー GN-125でランナーから部品を取り外して、仕上げに、アルティメットニッパー5.0 SPN-120を使うのがよいようです。
直線部分は、この2本を使うのが最強だと思います。
曲線部分は、ナイフで処理するしかないと思います。ナイフについては、また後日。

アルティメットニッパー恐るべし!